TOP パビリオン ニュース ABOUT アクセス 展覧会 スポンサー
JP EN

MENU

CLOSE

TOP パビリオン ニュース ABOUT アクセス 展覧会 スポンサー
JP EN

草間彌生 オブリタレーションルーム

©YAYOI KUSAMA
Yayoi Kusama / The obliteration room 2002–present
Collaboration between Yayoi Kusama and Queensland Art Gallery.
Commissioned Queensland Art Gallery. Gift of the artist through the Queensland Art Gallery Foundation 2012
Collection: Queensland Art Gallery, Australia
Photograph: QAGOMA Photography
協力:オオタファインアーツ

「たとえば、身体じゅうに水玉をつける。それから、バックもすべて水玉模様にしてしまう。それがセルフ・オブリタレーション(自己消滅)。あるいは、馬に水玉をいっぱいつけて、バックも水玉にすると、馬のフォルムが消えて水玉と同化してしまう。馬の塊が永遠なものに同化していく。そうすると、私自身もオブリタレイトする。」(草間彌生『無限の網-草間彌生自伝』)、2012年

オブリタレーションルーム/作: 草間彌生 〈本プロジェクト案〉
©YAYOI KUSAMA Yayoi Kusama/ The obliteration room 2002–present
Collaboration between Yayoi Kusama and Queensland Art Gallery.
Commissioned Queensland Art Gallery. Gift of the artist through the Queensland Art Gallery Foundation 2012
Collection: Queensland Art Gallery, Australia Photograph: QAGOMA Photography
協力:オオタファインアーツ

解説

床、壁、家具、すべてが真っ白に塗られた部屋に、鑑賞者が色とりどりの丸いシールを貼っていく参加型のインスタレーションです。会期を通して水玉で埋め尽くされ、次第に部屋が「消滅」していきます。
「オブリタレーション(自己消滅)」とは、草間彌生(1929年〜)にとって1960年代からの長年のテーマです。水玉が身体や空間を覆うことで、自身の身体も他者もすべてが水玉の中に消滅していきます。

©YAYOI KUSAMA 
Yayoi Kusama / The obliteration room 2002–present
Collaboration between Yayoi Kusama and Queensland Art Gallery.
Commissioned Queensland Art Gallery. Gift of the artist through the Queensland Art Gallery Foundation 2012
Collection: Queensland Art Gallery, Australia
協力:オオタファインアーツ
設計サポート:フジワラテッペイアーキテクツラボ 藤原徹平 恩田福子 久米雄志/甘糟ユリ
素材協力:大光電機株式会社/東リ株式会社/株式会社タニタハウジングウエア/日本ペイント株式会社/畳屋 よこうち/株式会社LIXIL
施工:株式会社TANK

鑑賞時間・アクセス

会場:渋谷区役所 第二美竹分庁舎
東京都渋谷区渋谷1-18-21
鑑賞時間:10:00〜18:00 ※1枠20分毎の入れ替え制となります。
*入場には事前予約が必要です。詳細はこちら
アクセス:
・JR山手線、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面出口より徒歩7分 
・東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷駅」B1出口より徒歩2分
・渋谷ハチ公バス「美竹の丘」より徒歩1分、「宮下公園前」より徒歩2分

作:草間彌生

1929年生。幼少期から幻視・幻聴を体験し、水玉や網模様をモチーフに絵画を制作し始め、1957年単身渡米、単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅という芸術哲学を見出し、ネット・ペインティング、ソフト・スカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻やハプニングなど多様な展開を見せ、前衛芸術家としての地位を確立。芸術活動の傍ら、小説、詩集も多数発表。代表作に「無限の網」「水玉強迫」「南瓜」「わが永遠の魂」などがある。現在も国内外で精力的に活動を続ける、最も重要な日本人アーティストの一人である。2016年文化勲章を受章。2017年には、国立新美術館で大回顧展を開催。同年、「草間彌生美術館」を東京・新宿にオープン。